【現役診断士が詳しく解説!】中小企業診断士とは

中小企業診断士ってよく聞く資格だけど、どんな資格なの?
取得するメリットは?

ブロ銀

現役中小企業診断士の私、ブロ銀が詳しく解説します!!

目次

中小企業診断士とは

結論から言うと、中小企業診断士とは

経営コンサルタントとして唯一の国家資格です。

巷には、経営コンサルタントを名乗る方々は多くいますが、実を言うと名乗るだけならだれでも名乗れるというのが実情です。そんな中で、「中小企業診断士」は唯一の国家資格として経済産業省に認定される資格であり、「権威性」の高い資格であると言えます。

診断士の業務とその役割について

一般的に言われる診断士の業務・役割

一般的に定義されている中小企業診断士の業務・役割は

中小企業や事業者の経営課題に対応するための診断・助言を行うことです。

お堅い言葉で分かりづらいですが、イメージは企業専門のビジネスドクターともいわれます。企業の経営課題・問題点を診察(診断)し、改善のために適切な治療(助言)を施していくといったイメージでしょうか。

実際の業務・役割・活躍のフィールドは非常に多岐に渡る

中小企業診断士の一般的な業務・役割については前項で触れた通りですが、実際のリアルな現状でいうと診断士の業務スタイルは非常に多岐に渡っています。具体的には

  • 中小企業ではなく大企業向けのコンサルを中心に活躍する診断士
  • 経営コンサルではなく、企業向け研修やセミナー開催を中心に活躍する診断士
  • 企業勤めを行いながら副業で経営コンサルに従事する診断士
  • 企業勤めを行いながら自社の経営改善に従事する企業内診断士
  • webマーケティングやSNS運用支援などデジタルに特化し活躍する診断士
  • 診断士予備校の講師
  • 各種補助金の審査員
  • etc

といった具合に、資格取得後は自身のこれまでのキャリアも掛け合わせ幅広く活躍される診断士が多く、汎用性の高い資格であるといえます。

汎用性が高いがゆえにどの業種、業界の方々にも取得することでメリットがある資格であると考えています。

私も、現在は銀行に勤めながら、担当先に対して「経営改善支援」や「補助金申請サポート」、「事業再生支援」を行い経験を蓄積しているところです。現在は本業の範囲内で資格を活かした活動を行っていますが、ゆくゆくは経営セミナーなど資格を活かした活動も実施してきたいと考えています。このブログの運営も資格を活かした活動の1つと捉えています。

中小企業診断士になるメリット

私が実際に中小企業診断士の資格して感じるメリットは多岐に渡りますが、特に感じるメリットとして下記の3点が挙げられます。

対外的、対内的な信用力の向上

中小企業診断士は、経営コンサルティングに関する唯一の国家資格です。また、難易度も高い難関資格として知られていることから、資格を保持していることは経営に関する幅広い知識を習得していることの証明となり、その高い「権威性」によって自分自身の信用力が向上したことを感じています。

例えば、私の本業である銀行業務において経営者と話す機会は多々ありますが、資格取得後については経営に関するよりコアな相談も多くいただくようになりました。また、新規先への営業活動においても資格習得後は面談の機会を頂戴するケースも大幅に増加し、仕事の成果にもダイレクトに結びついていると感じています。

また、社内においても同様に、資格取得が自身の「権威性」を高めることにもつながっており、仕事において上司等から詰められることが少なくなりました(笑)。その点でも資格を取得して良かったと心から感じております。

資格取得以降、経営者の方々の食いつきが違うんだよね~。

幅広い知識を習得することができる

中小企業診断士の試験範囲は非常に広範にわたっており、資格取得のプロセスにおいて経営に必要な幅広い知識を体系的に習得することができることも中小企業診断士のメリットの1つと考えています。

銀行に長年勤めて感じたこととして、企業に対して経営アドバイスを行う立場であるのに、「経営」に関して学ぶ機会は実はそう多くないということです。

「経営」に関する知識は、私たち銀行員であれば経営者の様々な相談に乗るため、その他の業界の方々でも、自社の経営の改善等のために必要な知識である反面、「経営」に関する知識を有している人材は相対的に少なく、どの組織でも重宝されます。

今後のキャリアの選択肢が広がる

中小企業診断士には、多様な活躍のフィールドがあります。

例えば私の立場でいえば、現在の企業内診断士としての働き方の他、コンサル会社等への転職や診断士としての独立など今後のキャリアを考える上で多くの選択肢ができたことは資格取得の大きなメリットの1つと考えています。

現在、本業を辞めるつもりは全くないものの、終身雇用の前提が崩壊しキャリアが流動化している昨今の情勢においては、キャリアの多様な選択肢を持つということは精神的な安定にもつながり、ひいては本業のパフォーマンスも上がっていくと感じていることから、資格を取得して本当に良かったと感じています。

まとめ

いかがだったでしょうか。

よく聞くけど、あまり馴染みのない「中小企業診断士」について少しイメージが湧いてきたでしょうか。

次回以降、資格試験の概要や難易度、勉強方法などについても発信していければと考えています。

分からないことがあればお気軽にお問い合わせくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

現役銀行員として資格取得にチャレンジを続けてきました。
現在、下記の資格に「独学」で「一発合格」しています。
このブログでは私のこれまでの経験の発信を通して、読者の皆さまと共にしごできビジネスマンとして成長していくことを目指します。
【保有資格】
▶中小企業診断士
▶1級ファイナンシャルプラニング技能士
▶宅地建物取引士
▶ITパスポート
▶各種銀行業務検定  etc……

コメント

コメント一覧 (3件)

コメントする

目次