中小企業診断士試験に挑戦することを決めました。まずは教材選びと思い色々と調べていましたが、教材の数が多すぎてどれを買えば良いのかわかりません・・・。予算にも限界があるので、最低限必要な教材が知りたいです!
その気持ちとても分かります。私も受験を決めた際は、教材選びに苦労したことを覚えています。本記事では一次試験に一発合格した私が実際に使用した教材を紹介させていただきます!!
独学で診断士試験を受験するにあたって、どのテキスト、参考書を利用するかは合格をつかみ取るために重要な要素の1つです。
私が勉強していたころ、しっかりと下調べをせず、なんとなくでテキストや問題集を購入してしまい、後から教材を買い直すなど時間的にもコスト的にも非常に非効率なことを行っていました。
そのような経験を通して感じたのは、合格に必要な教材はポイントを絞ればそこまで多くはないということです。本記事では、一次試験に独学で一発合格した僕が実際に使用していた教材を紹介し、教材選びに悩む受験生の方々の一助となれば幸いです。
独学で一発合格したブロ銀が実際に使用していた教材
結論から言うと、私が受験生時代に使用していたテキストは下記の表の通りです。
用途 | 教材 |
---|---|
主テキスト | 【通信講座】 診断士ゼミナール 冊子テキスト((株)レボ) |
副テキスト | 一発合格まとめシートシリーズ(野網 美帆子) |
過去問 | 過去問完全マスターシリーズ(同友館) |
科目別補助教材(経済学) | 速習!ミクロ経済学・マクロ経済学(中央経済社) |
学習の基本スタイルとしては
という流れで学習していました。
主テキスト(インプット):診断士ゼミナール テキスト冊子
私がテキストとして使用していたのは中小企業診断士の数ある通信講座の中でもコスパに優れる「診断士ゼミナール」の冊子テキストです。
同講座のテキストはPDFデータでの提供ですが、別途有料オプション(約2万円)で冊子で購入も可能であり、僕は冊子を購入して利用していました。PDFデータを自身で印刷するという手もありますが、印刷代と紙代でおそらく同じぐらいの値段になりますし、なにより印刷作業自体かなりの手間になるため、ここはケチらないほうが良いと思います。
同講座のテキストのメリット・デメリットは下記にまとめました。
なお、下記記事にて私ブロ銀イチ推しの「診断士ゼミナール」について徹底解説した記事があるので是非参考にしてみてください。
副テキスト:一発合格まとめシート前編・後編
診断士ゼミナールのテキストも十分分かりやすく整理されていますが、一部説明が淡泊な部分があったり、優先順位の兼ね合いで記載が漏れている論点がある場合があり、それに備えて「一発合格まとめシート」を副テキストとして利用していました。
【本書イメージ】
まとめシートHP「立ち読み資料」
一発合格まとめシートはその分かりやすさと親しみやすさから多くの受験生に「バイブル」として支持されているようです!
また、本書の著者である「野網美帆子」先生は現役女性診断士としてマルチに活躍している著名な方です。先生について詳しく知りたい方は、下記関連記事も参照ください。
著者の人柄を知ることで更に本書に愛着が湧くこと間違いなし!
過去問(アウトプット):過去問完全マスターシリーズ
私はこれまで数多くの資格試験にチャレンジしてきましたが、どの試験にも共通して言えることは、「過去問を制するものは試験を制する」ということです。もっと言えば「過去問こそが最高のテキストである」ということです。
過去問題集は数多くありますが、おすすめは「過去問完全マスター」シリーズです。というより、これ以外に選択肢はないレベルで完成された過去問題集だと感じます。
本書を3周ずつ回せば、一気に合格点(60点)圏内に近づくかと!!!
「過去問完全マスターシリーズ」の特徴は
- 論点別に整理されている(過去問題集の多くは年代別)
- 「頻出度」「重要度」に応じて問題ランクをA~Cに分けてくれている
- 1冊で10年分の過去問に触れることができる
ことが挙げられます。
論点別に整理されている
市販の過去問題集の多くが年度別に整理されているケースが多いですが、これでは頻出論点が分かりづらく、優先順位を付けた効率的な学習が難しいと感じます。
過去、問われる論点はある程度決まっており、本書では例えば下記のように「経済学」における「IS-LM曲線」という頻出論点を複数年分まとめて回答することが可能で効率よく知識の定着化を図ることができます。
「頻出度」「重要度」に応じた問題のランク分けがなされている
過去問が論点別にまとめられている時点で神がかっているのですが、この問題集はそれだけでは飽き足らず、なんと論点の中でも更に「頻出度」に応じて問題ランクを「A」~「C」の3段階に分けてくれています。
例えば、試験までの時間がない追い込み時期などは案件ランク「A」の問題のみ回答するなどメリハリをつけた学習が可能となります。
1冊で10年分の過去問に触れることができる
その他市販の過去問題集は多くて5年分程度の収録量の問題集が多いです。
中小企業診断士試験では、同一の頻出論点でも、様々な角度で問われるケースが多いためできる限り過去にさかのぼって学習しておくほうがベターです。
その点、過去問完全マスターはなんと10年分の過去問が収録されているので抜け漏れがありません。頼もしい限りです。
過去問集をどれにしようか悩んでいる受験生の方々は騙されたと思って購入してみてください。後悔はしないはずです。
科目別補助教材【経済学】速習!ミクロ経済学・マクロ経済学
僕は経済学が初学者で、経済学独特の理論や考え方、専門用語になかなか馴染めず非常に苦労しました。
そんな僕の救世主が本書になります。本書は経済学の専門書でありながら、グラフや表を多用した表現で非常に分かりやすく経済学初学者でも理解しやすい点が特徴です。
僕も、本書のおかげで経済学に対する苦手意識を克服し、本番では84点を高得点を獲得することができました。
なお、本書の詳細については下記関連記事でも触れていますので興味ある方は覗いてみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
独学で一次試験に一発合格を果たした僕の使用教材を再度まとめると下記のようになります。
用途 | 教材 |
---|---|
主テキスト | 【通信講座】 診断士ゼミナール 冊子テキスト((株)レボ) |
副テキスト | 一発合格まとめシートシリーズ(野網 美帆子) |
過去問 | 過去問完全マスターシリーズ(同友館) |
科目別補助教材(経済学) | 速習!ミクロ経済学・マクロ経済学(中央経済社) |
診断士試験は7科目という範囲の広い試験ではありますが、合格点700点満点を取る必要はなく、あくまで6割の420点を取れば合格する試験です。
したがって、受験生はいかに早く出題傾向を把握し、頻出論点を繰り返し解くことが重要になると考えますが、今回の教材をしっかりと使い倒すことで十分に合格レベルに達することができると思います。
この記事が皆さまの教材選びの参考になれば幸いです!!ではまた!!
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